医療ホームページ制作で一番おさえておきたいページについて
こんにちは。WEBディレクターのOです。
歯医者、内科、皮膚科、小児科、産婦人科、血管外科、胃腸科など、わたしは今まで約100件以上の医療関連ホームページ制作ディレクションを行ってきました。
そんな中、医療ホームページ制作で「このページだけはおさえておきたい!」という点を今回お話ししたい思います。
総合病院にはあてはまらないですが、かかりつけ医、医院やクリニックにはあてはまるものです。
参考にしていただければと思います。
<>一番大切なのは「院長紹介、スタッフ紹介ページ」!>
ユーザーがどのようにして病院(※病院、医院に定義はありますが、一般の方は普通に「病院」と呼ぶので、ここでは敢えて病院とします。)を選ぶかご存知ですか?
「新しくできた病院だからキレイそう。」「料金が他の病院より安いから。」「夜遅くまで診療しているから。」「最新の設備があるから。」などなど、いろいろな理由が考えられますよね。
しかし、それらの理由は病院を選ぶ際の一要素にすぎません。
では、どこで選ぶのでしょう?
それは「先生」です。
先生を見て、病院を選ぶのです。
それはなぜか?
患者さんのことを考えてみてください。
体調悪くて病院に行かなきゃいけない。でも、初めて行くところだし不安…
(ホームページを見る)
この先生、優しそう。
親切・丁寧に接してくれそうだなぁ。
この病院に行ってみよう!
ザックリですが、患者さんはそんなことを考えて病院を選びます。
仮に最新の設備や実績、特殊な領域を扱うのが病院の売り・特徴だったとしても、最終的な決め手となるのは「先生」です。
アクセス解析(ユーザーがどのページを見たのかが分かるもの)を見れば一目瞭然で、8,9割方の病院のホームページで一番見られているページが院長紹介やスタッフ紹介ページです。
先生写真の表情と雰囲気
では、どんな表情の写真を載せればよいのでしょうか?
一枚の場合は笑顔の写真、二枚以上の場合は笑顔の写真と真剣な表情など違う雰囲気の写真を載せるのが良いです。
笑顔といっても、満面の笑みである必要はありません。
口元、目元が笑っている。
それぐらいの笑顔が良いです。
もし、顔が怖いと言われる先生であれば、打ち合わせ風景の写真でもいいと思います。
打ち合わせ風景であれば、自然な笑顔も撮影できるはずです。
掲載することに抵抗ないのであれば、トップページに載せるのもとても有効ですね。
また、写真は暗いものではなく明るい写真を載せましょう。
どんなにステキな笑顔の写真でも、暗いと印象が違います。
暗く撮れてしまった写真はソフトでカンタンに補正できますので「この写真、いいんだけど暗いんだよなぁ。」という場合は、制作会社に補正を依頼しましょう。
スタッフ写真について
スタッフ写真は、無理に載せる必要はありません。
プライバシーの問題等あるためです。
実際、わたしが携わってきた病院は半々くらいの割合でした。
ただ、スタッフ写真があることは安心感に繋がります。
また、スタッフ募集などをしている場合、スタッフ紹介ページは必ず見ます。
当然ですよね?
一緒に働く人たちがどんな人たちなのか知りたいですから!
写真を載せたら次に行いたいこと
「写真も載せたし、OK!」ではありません。
写真の横に経歴、所属学会、認定医しか情報がないなんてこと、ありませんか?
それではせっかくの院長紹介ページがもったいないです。
せめて短くてもいいので、簡単な自己紹介文を載せましょう。
自己紹介文書くのが苦手、という方は下記サンプル文章を参考にしてください。
わたくしがゼロメディカルクリニック院長のK.Oです。
わたしは2002年にゼロメディカル大学を卒業、その後同大学の口腔歯学部に所属し、歯周病を中心とした診療に従事してまいりました。2016年に東京都目黒区東山にゼロメディカルクリニックを開院いたしました。当院では、患者さんとのコミュニケーションを第一としており、いきなり治療を始めるのではなく、まずはお口の中の状況や今後の治療についてお話しさせていただきます。
歯のことや口の中のことで不明な点がありましたら、お気軽にお声がけください。
おさえておきたいのは、以下2点だけです。
・どこの大学を卒業し、どういう事を学んできて、いつ開院したのか
・どういう診療方針、診療スタイルなのか
特に「どういう診療方針、診療スタイルなのか」は短くてもいいので入れましょう。
より先生の人柄が分かります。
ただ、上の例文はあくまで「プロフィール文が書けない。」という先生のためのものです。
たくさん文章が書けるのであれば、是非書きましょう!
以上が、医療ホームページ制作で一番おさえておきたいことです。
他にもいろいろありますが、また機会があれば書かせていただきたいと思います。
この記事が、地域医療に貢献される先生方のお力になれていれば幸いです。
それでは、また。