GoogleのMFI始動!スマートフォンで見たときのサイト内容が評価基準に!?

 

近年、スマートフォンを使って、医療機関を探すユーザーが増えています。

その結果、モバイルファーストインデックス(MFI)という仕組み化が急がれていることをご存じでしょうか?

今後、モバイルファーストインデックスが、新規の集患を獲得するための大きなポイントになるかもしれません。

今回の記事では、モバイルファーストインデックスの仕組みや、どのような影響があるかをまとめました。

医療機関のWEBサイトご担当者様は、ぜひご覧ください。

 

スマホ優先=モバイルファーストインデックス(MFI)とは?

モバイルファーストインデックス(以下、MFI)とは、スマートフォンサイトのコンテンツを評価の軸として、サイト全体の価値を判断してインデックスを行うというものです。

インデックスとは、解析されたWebページが、検索エンジンのデータベースに格納されるようなイメージ。

インデックスがなされることで、サイトが評価対象となり、検索結果にも表示されるような仕組みになっているのです。

これまで、Googleを含めた検索エンジンのインデックスは、パソコンで見た時のサイト内容などを踏まえてWEBサイト全体を評価していました。

この従来の手法が変わります。今後はスマートフォンサイトがある場合は、そちらの評価が優先されるようになりました。

スマートフォンからの検索ユーザーが爆発的に増えていることもあり、ユーザーがより見やすく利便性の高いサイトやページであることが、今後さらに求められます

 

なぜ、MFIが必要になったのか?

スマートフォンを操作する人の画像

MFIが急がれた理由の一つが、モバイル検索数の増加です。日本国内でも、2008年iPhoneが発売された頃から、スマートフォンが急速に普及しました。

その流れは現在も続いており、googleは2015年、スマートフォンからの検索数がパソコンを上回ったとの発表をしました。

総務省の情報通信白書でも、2019年におけるインターネット利用時に使用された端末は、スマートフォンが最も高い数値(59.5%)を示しています。

このように、検索をするためのツールが、デスクトップのような使える場所が限られるパソコンから、持ち運びも楽で、いつでもどこでも使えるスマートフォンに変化してきました。

スマートフォンを使ってインターネットを利用するユーザーが増えたからこそ、MFI移行の流れが加速したと言っても過言ではありません。

 

モバイルファーストインデックスを考慮していないサイトは今後どうなるのか?

パソコンを操作する医師の画像

自院のサイトがMFIを考慮していない場合、2020年9月以降に、以下のようなリスクが懸念されます。

 

サイト全体の評価や検索順位に影響する

パソコンサイトでは充分なコンテンツ量(文章やページ数)があっても、スマートフォンサイトでは、デザインの面からコンテンツを削っているケースが多くあります。

MFIに移行した後は、スマートフォンサイトをもとに検索結果を作成されるようになります。

すると、『情報量が少ないサイト=ユーザーの検索意図を満たせないサイト』と判断されてしまい、サイトの評価を下げる原因になるのです。

サイトの評価が下がるため、検索順位も落ちてしまい、上位表示が難しくなってしまうケースも考えられます。

スマートフォン向けのページがそもそも存在していない場合は、パソコン用のページが今後も引き続き評価の対象になるとの見解が、Googleのゲイリー・イリェーシュ氏により示されています。

しかし、MFIを考慮していないため、評価に少なからず影響を与えるという見解やリスクもあるのです。

 

アクセス力・集患力の減少

これまで、サイトへのアクセスや集患をSEO(自然検索)に頼っていた場合は、今後注意が必要です。

MFIに移行後は、スマホ表示でのコンテンツの評価が優先されます。

また、サイト内のコンテンツ量が少ないと、ユーザーが必要な情報を得られなくなり、すぐにサイトを離脱してしまうリスクが高まります。

それにより、効率的な集患に結びつきにくくなり、新患数の停滞も考えられるのです。

 

サイト滞在時間が短くなる

パソコンサイトのデザインをそのままスマートフォンでも表示させていると、「文字サイズが小さく拡大しないと見えにくい」「ボタンが小さくて押しにくい」など、さまざまなデメリットがあります。

ユーザーへの利便性が低いがため、「ユーザーにとって、より見やすくわかりやすい別のサイトを探してしまう」という行動に走らせてしまうこともあります。

 

モバイルファーストインデックス移行の確認方法は?

自院のサイトがMFIに移行しているかの確認ができるのは、Googleのサーチコンソール(Search Console)というツールです。

ここでは、確認方法を実際の画面を用いながら、分かりやすく解説いたします。

 

1.サーチコンソールにアクセス

サーチコンソールにアクセスすると、『今すぐ開始』というボタンがありますので、そちらをクリックしてください。

※表示には、登録したGoogleアカウントのログインが必須です。ログインの指定がない状態では、何も表示されませんのでご注意ください。また、データを表示するには、事前にサーチコンソールを対象サイトに設定している必要があります。

 

赤枠内の「今すぐ開始」をクリック

 

検索パフォーマンスなどが一覧で表示されている『サマリー』というページが表示されます。

 

2.URL検査を表示

サマリーのページにアクセスできましたら、左上に『≡』というボタンメニューがあります。

そちらをクリックするとメニューが表示されます。

 

 

その中に、『URL検査』という項目がありますので、そちらをクリック。

そして、検索ボックスに自院やクリニックのURLを入力して、キーボードのEnterキーを押してください。

 

3.カバレッジを開く

Enterキーを押すと『Googleインデックスからデータを取得しています』と数秒間表示された後、URL検査というページが現れます。

赤枠内のカバレッジをクリック

 

赤枠内に注目

 

『カバレッジ』という項目をクリックすると、詳細が開かれます。

ユーザーエージェントという項目に、『スマートフォン用 Googlebot』との記載があれば、サイトが既にMFIに移行していることになります。この場合は、スマホ表示のコンテンツ量がパソコン表示に比べて不足していないかなどを改めて確認しましょう。

一方、『パソコン用 Googlebot』と表示された場合、まだMFIに移行していない状態です。この場合は、2020年9月までに確実にMFIに移行するため、もし現在のサイトが、「スマホ表示に対応していない」「簡易的なスマホ表示で済ませてしまっている」状態であれば、サイト全体の評価を下げるリスクが考えられます。早急にモバイルフレンドリーなサイトと充実したコンテンツを用意しましょう。

 

 

まとめ

スマートフォンを利用するユーザーが今後ますます増えていくなかで、よりMFIの重要度が増していきます。

MFI移行後は、パソコンやスマートフォン、どちらからアクセスしても、同じコンテンツで表示されるサイトであることが求められることでしょう。

2020年8月末までにMFIを考慮したサイトを用意しておかないと、今後の新規の集患に悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。

そうならないためにも、ユーザーファーストをより意識したサイトの制作と運用が必要です。

「ホームページはパソコン用のサイトしか用意していない」「作ったのが何年も前でデザイン面に不満がある」などのお悩みは、私たちゼロメディカルにご相談ください。

医療業界に特化した多数の制作実績を持っているからこそ、最新のデザインやスマホ対応、ニーズに合わせたホームページ作りのご提案が可能です。

【執筆ライター:田上 聖】

 

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